2025/03/25 23:27
今回は髪質改善の走りである「酸熱トリートメント」で有名になった成分、「グリオキシル酸」についての話です。
僕のお客さまでも実際に使うこともあるので参考までに記事にしてみました!
ご興味のある方は是非ご覧ください^^
グリオキシル酸とは?
グリオキシル酸は、近年注目を集めている髪質改善成分の一つです。
縮毛矯正やストレートパーマとは異なり、極端な化学的ダメージを抑えながら髪を柔らかく整える効果があることで人気です。
グリオキシル酸は有機酸の一種で、アルデヒド基を持つ構造が特徴です。この成分はケラチンタンパク質と反応することで、髪質改善効果を発揮します。
グリオキシル酸の仕組みと働き
グリオキシル酸は、髪の内部に存在するケラチンタンパク質と化学的に反応します。
この反応により、髪のクセやうねりが多少抑えられ、滑らかでまとまりのある質感を作り出します。
特に湿気の多い季節や梅雨時期の広がりやすい髪に効果的です。
縮毛矯正やストレートパーマに比べ、髪へのダメージが少ない点が大きな特徴ですが、決して癖を伸ばすものではありませんし、施術後に高温のアイロンを使って効果を固定化する必要があります。
グリオキシル酸を使った髪質改善のメリット
1. 自然な仕上がりの髪質改善
グリオキシル酸は、髪のハリコシを出して自然な仕上がりを実現します。それでいて柔らかくしなやかな髪に導きます。
2. 湿気対策にも効果的
湿気による広がりやクセ毛を抑える効果があります。特に湿度の高い環境や梅雨時期のスタイリングが楽になる点がメリットです。
3. 髪への化学的負担が少ない
一般的な縮毛矯正では強い薬剤を使用しますが、グリオキシル酸は比較的穏やかな処理で髪質を改善できるため、髪への負担が少なくなります。
4. しっとりと滑らかな手触り
施術後の髪は、滑らかで手触りが良くなり、毎日のスタイリングが簡単になります。
デメリット:グリオキシル酸を使う際の注意点
1. 効果の持続期間が短い
グリオキシル酸の効果は約1~2ヶ月程度されているため、定期的な髪質に合ったメンテナンスが必要です。
2. 高温のアイロンが必要
施術中には高温のアイロンを使用するため、熱ダメージが髪に与えられる可能性があります。頻繁な施術は髪を傷める原因にもなります。
3. 完全なストレートにはならない
グリオキシル酸はクセやうねりを和らげる効果がありますが、縮毛矯正のように完全なストレートヘアにはなりません。
4. カラーリングへの影響
グリオキシル酸はカラーの色持ちに影響を与える場合があります。特に明るい髪色では、色が若干落ちる可能性があるため、事前に美容師に相談することをおすすめします。
5. 価格が高め
グリオキシル酸を使用した髪質改善は、高価な施術となる場合が多く、継続的に通うコストを考慮する必要があります。
6. 施術者の技術が重要
グリオキシル酸の施術は美容師の技術が仕上がりに大きく影響します。不適切な施術では効果が十分に発揮されない可能性があるため、信頼できる美容院を選びましょう。
グリオキシル酸はどんな人におすすめ?
以下のような方に特におすすめです。
一方で、以下のような方には向かない場合があります。
施術後のケア方法で効果を最大限に引き出す
グリオキシル酸の効果を持続させるためには、以下のポイントを押さえたホームケアが重要です。
- サロンシャンプーを使用
サロン専用のシャンプーやトリートメントを使うことで、効果をより長持ちさせることができます。 - 熱を避ける
高温のアイロンやドライヤーを避け、低温設定を使用することで髪へのダメージを最小限に抑えます。 - 保湿ケアの徹底
洗い流さないトリートメントやヘアオイルを活用し、髪の乾燥を防ぎましょう。 - 次回施術のタイミングを守る
サロンが推奨する施術サイクルを守ることで、髪質改善の効果を維持できます。
まとめ:グリオキシル酸の魅力と選び方
グリオキシル酸は、ナチュラルな髪質改善を求める方に最適な成分です。
湿気による広がりを抑えたい方や、髪のダメージを最小限に抑えたい方におすすめです。
一方で、効果の持続期間や施術料金、カラーリングへの影響などを考慮する必要があります。
信頼できるサロンでの施術と適切なホームケアを組み合わせることで、理想の髪質を手に入れることができるでしょう。
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